こんにちは。
「ビスクドールの卵」の管理人 こやぎ です。
今日は ビスクドールと創作人形 について少しお話します。
劣化が早い⁈のはどっち
ビスクドールと創作人形(球体人形)の一番の大きな違いは、創作人形(球体人形)は残念なことに劣化が早いってところです。
球体人形は発泡スチロールを芯材に使用し、紙粘土て調整し、ステンレス針金やコットンを使用します。
造型にラドール(石粉粘土)やクロスクレイを粘土ヘラで削り調整していきます。
目にはグラスアイを使用する場合もありますが、アニメ系の顔にはアクリルアイを使用することもあります。
塗装や仕上げには、
日本人形の表面塗装などに使われる、きめ細かな白い粉の胡粉(ごふん)を使い、色付けはアクリル絵具や油絵の具を使用します。
同じ人形ですが、工程から比較しても全く違います。
創作人形は紙粘土ですが、ビスクドールは焼き物に使う粘土なので、完成したら陶器と同じ。
割らない限り、例えシルクのドレスが粉になっても本体は残ります。
だからこそ、今も昔のビスクドールが残っているのです。
自分の作品を劣化させたくない!と考えていらっしゃる方は、創作人形を型から作り、創作人形をビスクで(陶器)作られたら良いと思います。
基本は紙粘土ですから、ニスを塗ったり何か劣化しない工夫をしてたとしても陶器にはかないません。
せっかく精魂込めて作った作品が劣化で粉々になるのは悲しいですよね。
ビスクドールにはそんな良さがあります。