『ビスクドールの卵』管理人の こやぎ です。
2021年のゲッターズ占いで金の鳳凰座は「しっかり遊ぶ」が幸運のカギだそうなので、今年はしっかり遊ぼう!と目標を立てました。
「しっかり遊ぶ」とは、いろいろな人に会って交友関係を広げ、未体験の遊びにトライする、という意味だそうです。
なので今年はお芝居にも最低2ヶ月に1回は行こうと昨年末から決めていました。
お芝居は自分の脚本の勉強にもなりますし、今はコロナ禍で大好きな海外旅行も国内旅行もライブにも自由に行けない時期ですしね。
舞台『フェードル』大千穐楽
4日前の2月21日、舞台『フェードル』が三島市民文化会館で無事、大千穐楽を迎えました。
林遣都さんはじめ、演者さん全員のお話を直に聞けただけでも満足です。
キムラ緑子さんが舞台に正座したらその後全員正座しちゃったりなんかして最後に笑わせてもらいました。
神戸の公演では、カーテンコールで大竹しのぶさんのお話があったそうですが、渋谷コクーンシアターでは演者さんからのコメントは皆無だったので、三島の千穐楽の皆さんからのお話はやっと心が繋がった感じ?上手く表現出来ませんがそんな感じがして良かったです。
舞台が終わってしまうのは寂しいですが、思えばコロナの緊急事態宣言を発令されて一旦白紙にされてしまったチケットの舞台。
渋谷コクーンシアターから始まった『フェードル』の公演は、1月8日と9日の2日間は中止になったものの、仕切り直し後は三島の大千穐楽まで感染者も出ず無事に全公演上演出来たことはコロナ禍では幸せなことだと思います。
公演中止になっている舞台もたくさんありますし、廃業になってしまっている方々もたくさんいらっしゃいますから…
緊急事態発令の渋谷
それにしても渋谷は人が多かったです。
元々人が多い渋谷なのでお芝居でもない限り、自ら出向くことは無い場所ですが、3年振りくらいの渋谷はコロナなんてなんのその!ってマスクもしないで闊歩していたり、たむろってる若者がやはり街には多かったです。
ビル内は人が少ないのにね。
新宿や銀座の方が皆さん意識していますよね。
こやぎも初日の1月8日、9日のチケットを持っていたものの両日に限り、中止となってしまい教えてもらった前日は嘆きました。
チケットの払い戻しについて
チケットの払い戻しをしたことはありますか?
主催者側からのチケットの払い戻し、なんて人生初の体験でした。
こやぎはコンビニで現金払いしたので、払い戻しは支払いをしたコンビニでの返金が可能とのことだったので、指定された期日に行きました。
でも、返金開始は10日とか2週間とか後だったから、遅いよね。取り直しのチケットは返金される前にまた購入しなくちゃならないし、いづれ後からお金は返金されるって分かってはいても倍の出費は痛いです。
こやぎは、たまたま今回は近所のコンビニで振り込みをしていたから良かったものの、例えば旅行や出張先のコンビニで振り込みしたチケットが中止の払い戻しになった場合、大変です。
「支払いをしたコンビニでのみ返金が可能」なので、支払ったコンビニがなかなか直ぐに行けない場所の場合は、主催者側サイドに申請して返金手続きをしなくちゃならない。
チケットの払い戻しは、コンビニならどこでもいいって訳じゃないんです。
たとえ、近くでもね、潰れちゃって店舗がない!なんて場合もあり得るから、そういう時は面倒ですね。
幸いなことにこやぎの支払いに行ったコンビニは存在していたのですが、払い戻しの手続きはスムーズにはいきませんでした。
支払った先のコンビニに行き、払い戻しを申し出ると、払い戻し手続き完了のレシートと一万円札を1枚店員さんから渡されたんです。
え?
払い戻しのチケットは3枚×12000円に手数料
足りないじゃん⁈
すると「コロナでレジには釣り銭程度のお金しか入っていないので、返金分はお金がないのでこれで勘弁して下さい」と言われました。
あり得ないでしょ〜?
店長、ここの責任者に連絡取りなさいよ〜!釣り銭全部集めて返金して下さい!
ってすったもんだの返金でした。
合計4回観た『フェードル』
今回は持っているコネを使わせてもらおうと1日は前のど真ん中の良い席を確保して頂き観ました。
自分で取ると2階席…、やはり遠慮せずこれからは使えるものは使わせて…頂きます。
『フェードル』の今回の舞台は合計4回観ました。
こんなに観る予定では無かったのですが、舞台に呼ばれたのかなぁ…結果オーライです。
そうそう、平日に田中圭さん、松下洸平さんもいらしてましたね。
皆さん、お忙しいのに苦楽を共にした友情って良いな。
初日の1番前に座っていたのは戸田恵梨香さんと大島優子さんじゃなかったのかな?
遣都くん、手振ってたから。
仕切り直された1月10日の渋谷コクーンシアター初日と1月には他2日とそして4日前の2月21日の三島の大千穐楽。
まさか三島まで行くとは思ってもいませんでしたが、結果私は初日から千穐楽まで観たことで舞台は生ものなんだと、とても勉強になりました。
どこがって言うと
演出がね、セリフがね、変わってるんです。
この『フェードル』の舞台に関してなのかもしれませんが、初日観た時のわかりづらさが改善されて千穐楽は誰がはじめて観ても分かりやすいものに改善されていたんです。
同時に演者さん達は大変だなぁと思ったし、何より林遣都くんの成長が凄かった。
フェードル〈あらすじ〉
舞台は、ギリシャ・ペロポンネソス半島のトレゼーヌ。
行方不明になったアテネ王テゼを探すため息子のイポリットは国を出ようとしていた。
テゼの妻フェードルは恋の病に陥っていた。
心配した乳母のエノーヌが原因を聞き出すと、夫の連れ子であるイポリットへの想いに身を焦がしていると白状する。
苦しみの末、フェードルは義理の息子イポリットに自分の恋心を「好きなの!」と打ち明ける。
しかし、イポリットの想い人は、父であり王テゼに反逆したアテネ王族の娘アリシー。
イポリットはフェードルの気持ちを拒絶する。そんな中、死んだと言われたテゼが突然帰還してきて、息子イポリットが後妻のフェードルと近親相姦していると聞かされた。
〈キャスト〉
フェードル……大竹しのぶ
イポリット……林遣都
エノーヌ(フェードルの乳母)……キムラ緑子
テラメーヌ(イポリットの執事)……酒向芳
テゼ(アテネ王)……谷口歩
アリシー(敵対する王族娘)……瀬戸さおり
パノープ(フェードルの侍女)……西岡未央
イヌメーヌ(アリシーの女宮)……岡崎さつき
初日はね、正直大丈夫かな?って思いました。
ベテランの舞台俳優さん達の中でのプレッシャーって相当なものなんだろうなーって観ていてそっちの方に気が取られちゃって…
まず声の出し方から違うし、立居振る舞いも全く違う。
でもね、千穐楽の遣都くん演じるイポリットは舞台俳優のイポリットになってました。
カッコイイ!
昨年秋冬のドラマ「姉ちゃんの恋人」があれれ?だっただけに「フェードル」の舞台成功良かったかったです
つくづく、演者さんって大変だなって思います。
やりたいことだけやれる訳じゃないんですものね。我々視聴者はスポットライトの当たっているところしか見ないので、つい忘れがちですが仕事なんですもんね。
大変さ、お察し致します。
コロナで差し入れ禁止
舞台に行くといつもなら中で演者さんにお花とか差し入れとかお手紙とか預かって渡して頂けるのですけど、このコロナ禍で一切禁止!って。
初日の渋谷のコクーンシアターはね、異様でしたよ。
男性も女性も全員紺か黒のスーツ姿で、人数も職員全員総出?バイトも雇った?ってくらい入口に居て、厳しかったなぁ…と言うか威圧感。
トイレも2人入っただけで他の階ご利用下さい!と言われるし、手摺りに捕まろうとしたら、ドアに手を掛けようとしたら触らないで下さい!と注意されるし、席も自分の席から動かないで下さい、と言われるし。
そうそう、いつもの観劇と違ったところは紙に自分の住所氏名、体調の良し悪し、座席番号を記入なきゃなりませんでした。
何かあったら、感染者が出たら保健所に通報します、って用紙ですね。
PCR検査
演者さんは定期的にPCR検査を受けなくてはならなかったから大変でしたよね。
マスクしてお芝居する訳にはいかないし、ひとりでも感染者が出たら公演が中止になってしまうから、万が一自分のせいで公演が中止になんてなったら…そう考えるだけで精神的プレッシャーも相当なものだったと思います。
地方に行っても外出も出来ず、気を遣って過ごされたんでしょうね。
本当にお疲れ様でした。
本当なら楽屋にお邪魔できる予定でもあったのですが、ダメって。
せっかく書いたお手紙とフェードルをイメージして制作したものを演者さんに直接手渡しする事は出来ませんでしたので、事務所宛に送ったら
キムラ緑子さんから直筆のお手紙を貰いました!
そして、昨日は大竹しのぶさんからも直筆のお手紙頂きました。
大切に額に入れて飾っております。
林遣都くんは??
大千穐楽で良かったこと
お芝居の千穐楽って初めて行きました。
帰りに来場者全員にお菓子が配られました。
これって千穐楽だから?三島市から?三島文化会館から?フェードルのスポンサーから??
その辺りが良く分からないのですが、嬉しい。
林遣都くんの千穐楽のご挨拶
大竹しのぶさんに間違いを訂正されちゃったけれど心のこもった言葉を頂きました。
長くないです、大丈夫でしたよ。
遣都くんがね、演出家の栗山さんのお話をされたんです。栗山さんが「人生は楽しい」って仰っていて…って。
でもね、栗山さんが本当に仰ったことは「人間は感動する生き物だ」って仰っていたそうで、それをしのぶさんが、ちょっと遣都くんが間違えたので訂正しますね、って。
会場は爆笑の渦。
まだまだこれから成長していきますので暖かく見守って下さい、時遣都くんのこと語っていました。
テゼ役の谷口歩さんは、知り合いの劇団がコロナで潰れてしまったお話をして下さり、テラメーヌ役の酒向芳さんは舞台『フェードル』のストーリーを交えて、どうぞ皆様はイポリットのようにならずに(悲劇)自分を待ってくれている暖かい家庭へ無事にお帰りください、なんて素敵な言葉を会場の来客者へ掛けて下さいました。
皆さん本当に良い仲間だったんだなってこちら側もほっこりしました。
今回この『フェードル』の舞台は、大竹しのぶさんと林遣都くん目当てで行ったのですが、フェードルの乳母役のキムラ緑子さん、イポリットの執事役の酒向芳さんの演技に釘付けでした。
大好きになりました。
これを機におふたりのお芝居は観に行かせて頂きたいと思います。